作品詳細

現象としての私

現象としての私

本村俊弘

随想2003,3~2004,3

 詩人本村俊弘、己という現象を探求する日々。

2003年(平成15年)                4月3日(木)

 今日のお昼頃、道を歩いていたらクロオオアリを今年初めて見た。アリは日本には250種、全世界には約5000種いるといわれている。日本での新参ものはアルゼンチンアリ。神戸港から検疫なしに上陸して、ただいま日本侵略中。アリと僕が共通するのは、甘味を好むところである。花冷えというのか肌寒く、厚着する。ここで風邪を引くわけにはいかない。香港などで新型の肺炎が広がっている。おそらく日本でも早晩、感染者が出るのだろう。

日記集
2016/06/20発行
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2,200円(税込)